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江田島を後にして、次に向かったのは呉の海上自衛隊第一潜水隊群司令部。
ここでは安永さんの幹部候補生学校時代の同期である乳井三治 一佐さん(約1,000名の部隊でNo.3の御偉い方)に施設をご紹介して頂きました。この乳井さんが居る間は部下全員が敬礼したままで、その中を私達が歩いていきました。何か、少し優越感を感じつつも申し訳ない感じもしました。
一般公開では、少し古い潜水艦を見学して頂いているとの事ですが、今回は特別に、現役で一番活躍する「はるしお」へ乗せていただきました。
この潜水艦は、排水量2,450t、全長77m、深さ10.5m、定員75名、走行スピードは地上で最大20数Km、水中で30数Km、移動距離は最高でアメリカ西海岸まで行った事があるらしいです。購入費は約500億円の潜水艦だそうです。はしごで中に降りるように数m乗り込みましたが、垂直に長いはしごは最初、素人には少し恐怖感を与える感じがしました。しかし隊員数名が下で見張っていただいていた分、女性でも安心して降りる事が出来ました。
潜水艦内は、上下へ三層(三階?)になっており、やはり少し高さが低い感じはしました。艦長より潜水艦の説明を頂いた後、運転席から食堂・厨房など全ての部屋を見学して回りました。ロケットも6発ほど搭載されており、一発3億円するミサイルを実際に触って体験できました。(新人隊員はスペース上、ロケットの下で寝る様です。尚アースは取ってました。)このミサイルは何時緊急事態になっても対応できるように当日も使える状態でした。又、ミサイルの中には一つずつコンピュータが内蔵されており、ほとんど命中するらしいです。威力はそこそこ大きい船も一発有れば十分だそうです。
また、潜水艦はいかに静かに動いて相手に気付かれない様にするのが大事らしく、艦内の配管には全てゴムのクッションがなされており、このクッションが有るか無いかだけで配管を伝って音となり、小さな音で相手に気付かれる恐れがあるので、その様にしているとの事でした。ちなみに乗組員は、配管3000ヶ所の名前を全部把握しているといってました。頭でなく体で覚えているらしいです。また、移動時には床に防音用マットをひき、全員運動靴を履くといった事までして、音漏れ対策するそうです。
この「はるしお」は世界で何処にも負けない一番優れた潜水艦だと乳井さんが話していました。ただ乗組員は一旦潜水艦に乗り込めば外部との連絡はたとえ一ヶ月であろうと取れず緊急でもよっぽどでないと外部との情報のやり取りを禁止しているそうです。シャワーは2〜3日に一回しか浴びれず、結構大変で、高給取りとは聞きますが、お金じゃやれない苦労も有るように見受けられました。潜水艦の見学について、皆「二度とない体験が出来た」と口々に話していました。
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